アイマス曲「ビジョナリー」の話
昨日、今日とミリオンライブ!5thライブでしたね。「最高を確認」したんじゃないでしょうか。僕は参加できませんでした。8月のプロデューサーミーティングは参加予定です。最高を確認したこのタイミングでビジョナリーの話です。良かったら読んでいってください。
「ビジョナリー」はゲーム内で見られるオリジナルアニメが国際音楽祭を舞台としたものであることから、「世界」をテーマに据えたものとなっている。らしい。PSP用ゲームのシャイニーフェスタ ファンキーノートに登場する曲です。箱崎星梨花、望月杏奈のカバーもあります。
Visionaryの意味は「概念的な」、「幻想的な」、「将来性のある」って意味なんだけど、曲名に対しての歌詞がとても良いと思いました。
歌詞について触れるので一部を載せておきます。
①もしもピサの斜塔が まっすぐ建ってたなら 名前変えなきゃダメね だったらピサの塔でいいっかな?
②もしもムンクの叫びは 歯が痛いからなら 名前変えなきゃダメね だったらムンクの虫歯でいいっかな?
③もしも私の願いが 1個叶うとしたら 悩む必要ないね だって100個叶うって言うんだもん
④もしも「考える人」が 徹夜で考えてたら 名前変えなきゃダメね だったら「コッソリ寝ている人」かな? 違うかな?
ざっくり言うと想像力で世界を好きなように変えちゃおうって曲なんだけど、もしも~ではじまる①~④の中で特に好きなのが④
子供にとって深夜は寝る時間であって、徹夜で考えるということ自体思いつかないのかも知れない。徹夜しても考えているだけじゃ意味がないのではと勝手に思ったりして僕が「考える人」になりそうでした。
「考える人」から「行動する人」へ
もしも〇〇が××なら□□かな?の部分の
正しい正しくない、良い悪いは置いといて、前向きに世界を再定義しようとする所がいいなーって。アンテナを張っているとか感受性が豊かとは少し違う、「受け」で終わらず、主体的にこちらから世界と関わろうとしてる所が好き。
イメージとしては言葉⇔認識⇔思考の関係で相互に影響し合う。
単語を変化させてことばの持つ意味を違う角度から見ることで再定義(認識)。
認識している具体的な事柄(話)から抽象的な事柄(話)へ
認識している抽象的な事柄(話)から具体的な事柄(話)へ
どんなときも捉え方次第で前を向くことができる。大事なことですね。
ギミック
魔法のことば(一番)”イクシアダーツサムロディーア”
逆再生でアイドルマスター大好きAidorumasuta-daisuki
(二番)”ウォキアサーツサムオーディア”
逆再生でアイドルマスター最高Aidorumasuta-saikou
作詞家が同じなオーバーマスターも好き。ミリシタで追加されたウェディング美希見ました?あれ恒常でしょ。限定こわい。なお、100連で引けてない。
「この世界ってば私だけ!」が3回強調するように出てきて最後に「や~だ起きないっ! 怒られたぁ」で締めるのが良い。魔法のことばを唱えることで子供なりに好きにやって、私だけの世界を創る。それでも、独りよがりにならないで注意されたら素直に受け入れて終わるのが子供らしいというか微笑ましくて好きです。
話は少し変わってビジョナリーカンパニーという言葉があります。
アイマスがこれに近い要素があって面白いと思ったので書いておきます。
ビジョナリーカンパニーの概要
①ビジョンを持ったカリスマが必要ではない
誰か一人がリーダーにはならず、個々人が強い意志を持つ。
②組織(集団)そのものが最高の作品
製品よりも人の集団、組織自体が最高の作品。基本的価値観が組織内に浸透している。
③競争に打ち勝つことが第一目標ではない
トップになって燃え尽き症候群になる恐れもある。自分自身に打ち勝つ。自己満足を戒め、絶えず向上することを目指す。
アイマス好きな人にはなんとなく伝わっていると思う。団結2010を聴いてみるとイメージしやすいかもしれない。一致団結。リーダーなんてやめにする。みんなまとめてアイドルマスター。ビジョナリーとビジョナリーカンパニー、頭の片隅に入れておくとプロデュースに生かせるかも知れませんね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!!