少女☆歌劇レヴュースタァライトに思うこと
ミュージカル×アニメーションの二層展開式少女歌劇と銘打ち、双方を同じキャストが演じるというコンセプトを持ったプロジェクト。
登場キャラクターも実在の宝塚劇団員の名前から取っているらしく本気度が窺えます。
アニメと序章(オーバーチュア)のコミックを見たのでキャラクター毎に感想らしきものをまとめます。
愛城華恋
ブ〇ロードのバ〇ドリ、ラ〇ライブの主人公のように元気で明るくて突っ走って突飛なことを言うタイプ。
物語のきっかけになったり目が離せなくなったりします。
思い付きはしても行動に移せないのが「普通」なので大物だったり。
お話としてある程度の辻褄というか筋が通るのも大事ですが、それ以上に理屈じゃなく心を動かす所に必要なキャラクターのだと思います。
ミュージカルでセーラーマーキュリー役。すごい…(小並感)
「みんなをスタァライト、しちゃいます」「ノンノンだよ」
「アタシ再生産」等が印象に残りました。
関係ないけど、ドキドキするをドキッとすると言うのにワクワクするを「ワクっとする」ってあまり聞かない気がします。そんな口癖の主人公がいてもいいかなって。
神楽ひかり
海月は月の字が入っていてイメージに合っているかも。
クラゲが好きなのがいい。クラゲ好きに悪い人はいない(断定)
露崎まひる
真昼の夢は白昼夢、叶うことはないのかな。
まっすぐな気持ちに潜む影、キラめく舞台に飛び込み参上
日陰にいても暖かい「恋の魔球」
99期生「露崎まひる」
口上見ながら、恋の魔球聴きながら思い付いたやつです。
敬遠しないでよとか野球に掛かった歌詞がすき。
狙ったか偶然かわからないけど、五芒星を描いた時の中にできる五角形が
ホームベースの形になるのも意識してたなら嬉しいなって勝手に思ってます。
ひかりが華恋とペアなら4組の余りはまひるになるのかな?
王道の組み合わせがあってこそ、「意外」な組み合わせになると思います。
花柳香子
日本舞踊「千華流」家元孫娘。長いけど噛みそうで噛まない。
アニメではレヴューのシーンがあまりなかったけど京都弁が聴き所なのかな?
基本的にいい子ばかりなのでワガママなキャラクターがいないと少し息苦しかったり。
石動双葉
香子の付き添いで殺陣が得意。
スタリラ(アプリ)でリリース一か月記念の☆4が2倍の時に香子とピックアップされた。
低めの背&バイクの組み合わせが〇
天堂真矢
This is 天堂真矢
名前が真ん中で線対称になる。正にセンターに、トップスタァに相応しい名前ですね。
3話、誇りのRevueは圧巻の一言。
口上を聞いて
「天に星、地に花、人に愛」
武者小路実篤かゲーテが出自が怪しいところですが思い浮かびました。
スタァのサラブレッドで精進を怠らない。鍛錬によって支えられた自信を持つ。
そんな彼女が圧倒的なキラめきを持つ人を見て何を思うのか興味があります。
共にトップを目指す者と認めるのか。あまりの差に震えるのか。
負けたままじゃ終われない。意地を見せるシーンを見てみたい。
「泣き顔も可愛いんでしょうね…天堂真矢」
出席番号18って野球のエースナンバー。
10話の希望選択舞台少女とかもドラフトに倣ってる気はします。
試合観戦が好きなまひる。
西城クロディーヌ
かつては天才子役。次席で天堂真矢のライバル。
画面越しの「なんか凄いひと」でなく自分より凄い天堂真矢を目の前にした西城クロディーヌ。互いに認め合い、高みを目指す二人の関係が少し眩しい。
プライドが高くて「私は負けてない」からの「天堂真矢は負けてない。負けたのは私」は熱い。
声優の圧がすごいらしい。
大場なな
7話で自分の名前がそのままタイトルになるくらいだからね。
大事な役どころ。舞台少女は日々進化中。最高は更新し続けるものらしい。
繰り返される99回星翔祭にポジションゼロ、この子の存在で一度見終わってまた見直しても面白い。
俳優の経験を生かして脚本も担当する今話題(?)の二刀流。使用武器も輪舞(二刀流)
A組の俳優育成科とB組の舞台創造科。B組はまだ焦点があまり当たってない感じがあるので気になる。
髪を下した姿はなんというか普段とギャップがあっていいと思います。まだまだを残している感じがプンプン。
星見純那
口上が個人的にバナナイス。そして最初のレビューに登場したのも。
イメージカラーがライトブルー。ひかりもブルーで若干被ってる所があるかも。
コミックの序章(オーバーチュア)の委員長を決める話が良かった。
外出届を出さないと外に行けないような寮に居ながら、たまにある休みの期間に実家には帰らない。
反対を押し切って入学したが、好きな食べ物は母の作った肉じゃが。
複雑ですね。わかります。
芸事や古典の知識があり、偉人の名言を引用したりすることも多い。
分析力と他人がよく見えてるから裏方の「舞台創造科」が向いてそう。
もっとも、向いてることとやりたいことが一致することの方が稀ですね。
「お前の光は、今、何処にある。」byシェイクスピア
おわりに
健康が良しとされるように個人の「らしさ」は尊重されるべきこと。
それぞれの背景、それぞれの懸ける想いがキャラクターにはあり、それを見た人が何を思うかも異なる。そして「スタァライト」は戯曲。
叶わぬ物語は切なく苦しいけれど、そうでない結末もあると誰かが願い、人が語りし神話。
一瞬を永遠に。悲劇を求められても本人はたまったもんじゃない。
「あなた」と「わたし」で世界になる舞台。私のすべてはあなたであなたの全ては私。
そこでキラめく彼女たちの物語を今日も首を長くして待っている。